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滝本竜彦(Tatsuhiko Takimoto)の研究室 · AI のチームで数学と科学を研究しています

信頼できる研究を地道に。
これまでの研究者の仕事への敬意をもって、社会に貢献する。

このページは日本語の要約です。正確な主張と、何をどこまで確かめたかは、英語のページと各リポジトリに書いています。

研究

論文 1 · 2026
十二面体から作るフラーレンでの、経路の二段の分類
ねじれたサッカーボール形の炭素のかごに、五角形から五角形へのまっすぐな道はあるか。その法則の発見と Lean での証明。

フラーレンは、五角形と六角形でできた、サッカーボールのようなかご形の炭素の分子です(C60 がいちばん有名です)。ここで調べた「経路」は、ある五角形から別の五角形まで、六角形がまっすぐ一列に並んだ道のことで、かごの形を組み替える「一般化 Stone–Wales 変形」が働く場所です。十二面体から作る、ねじれたかごの無限の族 GC(k,l)[C20](k > l > 0)について、どのかごにこの経路があるかを決める、割り算の余りを使った簡単な法則を見つけ、証明しました。小さいかごを単に拡大しただけではないかごの中で、経路のない最初のかごは、炭素原子 7,980 個です。

GC(17,5):原子7,980個 k → l ↑ 経路あり 経路なし 拡大しただけの形(経路なし)
一つのます目が一つのかご GC(k,l)[C20] です。色は証明した規則のとおりです。

この問いは A. Bille、V. Buchstaber、E. Spodarev がフラーレンの未解決問題の一覧で定義したものです。この分類は Lean 4 で証明され、計算機が証明の全段階を確かめています。

論文 2 · 2026
形を大きくしていくと、答えはいずれくり返す
フラーレンの族まるごとに当てはまる法則はあるのか? その一般定理の発見と証明。

論文1は一つの族について答えを出しました。この論文では、一般の定理を証明しました。決まった数の平らな格子の面を貼り合わせ、その大きさが一定の割合で大きくなっていくフラーレンの族なら、どれでも、かごを大きくしていくと「経路はあるか」の答えが、いずれ決まった周期でくり返します。Graver の目録の11の族に一度に当てはまり、一つの定理で無限に多くのかごが分かります。定理の形式版は Lean で証明されています。証明は周期があることを示しますが、一般には周期そのものを計算しません。族 K3 と C1 については、規則がはっきり分かっています。

5 10 15 20 25 30 35 s → 経路あり 経路なし
Graver の族 K3(5,s)(s = 2〜41):s を 5 で割った余りが 1 か 4 のときだけ経路があるので、5 ごとに同じ模様がくり返します。

この定理の形式版は Lean 4 で証明されています。ただし、論文の図形から形式版へ移す一段は、Lean ではなく文章による証明です。J. E. Graver の目録にある族 K3 と C1 については、その一段も含めて、すべて Lean で証明されています。族 O2 についても、直線上の結果と、二つのパラメータがどちらも2以上なら経路がないことを、族 D14 についても直線上の結果を、同じく Lean で証明しました。

どう確かめているか

人間の専門家による査読は、まだ受けていません。結果が新しいかどうかも、確かめ切れていません。各リポジトリでは、主張ごとに、何を確かめ、何を確かめていないかを書いています。

研究の進め方

AI(OpenAI の Codex と Anthropic の Claude Code)が、探索、独立な検証、文献の調査、形式化を、別々のチームとして担っています。私(滝本竜彦)が方向を決め、判断し、公開するものとその限界の書き方に責任を持ちます。AI は著者に入れていません。

元になった研究への感謝

これらの結果は、この分野を切り開いてきた研究者の方々の仕事の上にあります。問いは、A. Bille、V. Buchstaber、E. Spodarev による未解決問題の一覧から生まれました。調べた形は、M. Goldberg と H. S. M. Coxeter の名を冠した構成と、それを広げた M. Dutour Sikirić と M. Deza の仕事、そして J. E. Graver の目録によるものです。K. Kutnar と D. Marušič によるフラーレンの辺連結性の研究、J. R. Büchi、C. C. Elgot、B. A. Trakhtenbrot による論理と有限オートマトンを結ぶ定理、Lean 4 と mathlib、Comparator と独立な検査器を作った方々の仕事も使わせていただきました。心から感謝します。この小さな仕事が、この分野にわずかでも新しいものを付け加えられたなら幸いです。

出典は各論文にすべて挙げています。

もう一つの仕事

小説家:滝本竜彦

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ライセンス

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